購入しましたのはWoodbranesのセットで、抵抗値はフロント7.7k・リア8.3kでした。
タッチに対する反応は非常に敏感で、微細なニュアンスもしっかりと拾ってくれます。
この辺りのレスポンスの良さは手巻きならではかと思います。
手巻きのPU全般に言えることなのですが、機械巻きとの違いはかなりあります。
例えが変かもしれませんが、チューブアンプとトランジスタ式の違いに通じるものがあり、
音の分離が良く、全ての音が弾いたそのままにアウトプットされてくる感じです。
◆著名なアルニコ4PUとの違いについて音の雰囲気はTom Holmes H453 LTDやBare Knuckle The Muleとよく似ています。然しながら、同じアルニコ4を使用しているPUとしては出音に違いを感じます。
-H453程には過度に誇張された感は無く、ナチュラルなフィーリングと色気が漂います
-The Muleより暖かで、巻弦の表現にワイドな量感と自然な鳴りが感じられます
これらの違いは製作者の設計思想の違いでしょう。
H453はTom Holmesが作ったPAF系のレンジの広いPU。
The Muleは使いやすさを加味したPAF。
Woodbranesは現行のギター向けにサウンド面を微調整したPAF。
購入後、Rodからインプレッションを求められた際にも同様の内容を答えましたが、
『その辺りの言わんとしている事は解る』とのことですので、あえて狙ってやっているのでしょう。
(御本人もH453やThe Muleを所有しているそうです)
◆PAFとの相違について
当方が所有するアルニコ4へ換装したPAFを基準にしての比較ですと、
Woodbranesはほんの少し「余韻が若干多く、少し太いかな?」と思う程度の違いでした。
◆ハウリングについて
ハウリングに関しては、盛大に深く歪ませた状況でも殆ど起こりません。
Rectifireにブースターを併用した<所謂メタル仕様>での結果ですので、十分なレベルかと思われます。
オリジナルPAFやH453ですと、そのような過剰なセッティングでは普通にハウリングしますので、
演奏ジャンルを選ばない、かなり守備範囲の広い使い方が出来るかと思います。
◆アルニコ2系との違いについて
SKATTERBRANEを試そうかと思っていらっしゃるような猛者の方々には蛇足かとは思いますが、
標準的PAFレプリカであるアルニコ2系PUとの違いについても念のため記載しておきます。
ANTIQUITYやバーストバッカー等のアルニコ2からの変更を検討されている場合、
まずはマグネットの特性を考慮された方が良い結果を生むかと思われます。
常識の範囲でのPUセッティングをされている場合、マグネットの違いはかなり出てきます。
通常より低いPU高にされている場合は、更に違いが判るかと思います。
個人的な印象ですが、今まで使用してきたPUではアルニコ5は総じてスッキリした印象、
アルニコ2は枯れた雰囲気、アルニコ4は2と5の中間特性のようなイメージです。
(あまりPAFレプリカでは見かけませんが、アルニコ3はかなりマイルドです)
例えば、ANTIQUITYとWoodbranesの比較では巻弦のグリッサンドの追従性・迫力が段違いです。
プレーン弦側では少し薄くて痛かったハイが落ち着いて、芯が通る感じです。
当然、エナメルの巻きかた等にも違いはありますが・・・上記のような変化を求めている場合、
アルニコ4のPUは良い選択肢となりうると思います。
その上で、前半部で評させて頂きましたアルニコ4の著名なPUとの違いを参考に、
WoodbranesやEarthbranes、Waterbranesを検討されると宜しいかと思います。
以上、長々とした文なってしまいましたが、端的に表現しますと以下のようになるかと思います。
-H453よりPAF寄りで音のまとまりが欲しい or The Muleより音の広がりが欲しい方
-アルニコ2よりもう少し巻弦の太さとプレーン弦の落ち着きが欲しい方
そのような方には間違いなくお勧めできるPUです。
勿論、Rod本人も非常に紳士的な人物でこちらからのメールにも確実に対応して貰えます。
発送も迅速・丁寧で、ちょっとこちらが驚く位早く届きました。
その辺りのことを心配されている方もいらっしゃるかとは思いますが、心配無用ですのでご安心を。
最後に親愛なる友人、Rodに感謝を籠めて・・・Thanks!
商品は昨日到着し、その日のうちにギターに載せ音出ししてみました。
感想は「信じられない」でした。即感想のメールを送るつもりでしたがどうしても出来ませんでした。
決して翻訳サイトで悪戦苦闘していたわけではありません。
これまでそれほど多くのP.U.を試したわけではありませんが、どれもこれもたいそうな宣伝文句を謳っていますが、音の輪郭だけ似せて中身の無いスカスカな音でした。茹で立てアルデンテのパスタとそれとそっくりに模倣したガラス管のパスタのようです。味がない、硬い、冷たい、芯がない、薄っぺらい、そして痛い。
「現行P.U.(メーカー製、ビルダー問わず)がヴィンテージP.U.と同等の音を出すのは不可能だ」と思っていました。
ヴィンテージが100点だとしてSKATTERBRANESは70点位の音が出せれば上出来だろうと思いながら弾いてみたら、
120点です。
他のP.U.を載せたギターはあまりに酷い音の為5分以上弾いていられません、SKATTERBRANESはいつまでも弾いていたくなり、
結果として昨日は弾きながら寝ていました。これが感想メールが遅れた理由です。
Earthbranesについて、日の出づる国よりもう一通のレビューをご紹介。
こんにちは。ナカムラキミヒコです。
商品は日本時間の2009年11月8日に無事届きました。結論から言うと、買ってよかったとすごく満足しています。
オリジナルP.A.F.を使ったことはないのですが、自分が試したことのあるその他のピックアップとは、明らかに違いが分かります。その非常にクリアなサウンドは、初めての経験です。感激しました。
Skatterbranesの他のモデルにも興味があり、またカスタムオーダーするつもりです。
良い買い物ができました。ありがとうございました。
キミヒコ
こんにちは、ロッド。
先日、Skatterbranesを取り付けてみました。素晴らしいトーンですね!
フロントピックアップはとてもナチュラルでウォームだし、リアはいい具合にエッジの立った高音域を持ちながら、スイートさもあるカンジです。特に感心したのは、どちらのピックアップもすごくタッチに敏感に堪えてくれるところです。 ピッキングの強弱でクリーンから歪みまで、簡単にトーンを変化させられるんです。
Skatterbranesを買ってよかったと、めちゃくちゃ満足しています!このピックアップにはもっといろんな側面があって、それぞれがどんなに素晴らしいか伝えたいんだけど、英語の壁が…。ソーリー!
Robben Fordの”Peace On My Mind”を弾いてみたので、聴いてみてください。
使用機材: レスポールコピーモデル(Yinbranes搭載)+DIY Zendriveクローン+フェンダーVibroberb
サンキューベリーマッチ!
Mappa
商品は昨日到着し、その日のうちにギターに載せ音出ししてみました。
感想は「信じられない」でした。
これまでそれほど多くのP.U.を試したわけではありませんが、どれもこれもたいそうな宣伝文句を謳っていますが、音の輪郭だけ似せて中身の無いスカスカな音でした。茹で立てアルデンテのパスタとそれとそっくりに模倣したガラス管のパスタのようです。味がない、硬い、冷たい、芯がない、薄っぺらい、そして痛い。
「現行P.U.(メーカー製、ビルダー問わず)がヴィンテージP.U.と同等の音を出すのは不可能だ」と思っていました。
ヴィンテージが100点だとしてSKATTERBRANESは70点位の音が出せれば上出来だろうと思いながら弾いてみたら、120点です。
他のP.U.を載せたギターはあまりに酷い音の為5分以上弾いていられません、SKATTERBRANESはいつまでも弾いていたくなり、結果として昨日は弾きながら寝ていました。
近いうちにまた購入させて頂きたいです。
ロッド、今日ピックアップを取り付けました。前後のバランスがすごく良くて、トーンも最高。どのポジションでもサウンドは常にクリアだし、極上のウーマントーンもこのピックアップの重要なポイントかな。めちゃナイスなピックアップをどうもありがとう!
ジュン
ハイ、ロッド。
今日ピックアップが届いたので、早速取り付けてみたよ。親切な対応、ありがとう。
弾いてみて思ったのはSkatterbranesにはAntiquityやTom Holmesほか、巷のハンドワイアード・クローンピックアップと同じフィールがあるってこと。クリアなサウンド、ニュアンスの違いをクイックに表現できるところや各弦の分離感など、全部揃ってると思った。
でも、「これはSkatterbranesにしかないな」と思ったもう一種のトーンが、その濃いウッディさ。これはすごい。
最高の出来栄えですよ。ロッドは天才だね。これからSkatterbranesがどんどんメジャーになっても、この品質を失わないでね。
サンキュー!
ヒロ
いいか、ロッド。
あんたのピックアップを買ってもうしばらく経つけど、あんたサイテーだぜ。最低の部類のヤクの売人よりさらに低いところで、中毒性の超高いシロモンをギタリストに売りつけていやがるんだな。おれは家族と友人たちに見捨てられて、ワイフなんかおれのことを憎んですらいるってのに・・・。ま、やつらがいなくなったって別に・・・ってカンジだけどな。とにかくギターから手が離せないんだよ。朝起きたら真っ先にギターに手を伸ばしちまう。寝る時はギターのすぐそばじゃねえと眠れねえ。ギターをスタンドに置く瞬間は身を引き裂かれる思いになるが、でもそうしねえと仕事に行けねえからな。でも仕事中も頭ン中はギターのことで一杯さ。つーか、仕事を続けてる唯一の理由は、もっとギターを買って、そんでもっとあんたのピックアップを買うために金が要るからだ。あんたの作るピックアップすべてがおれのと同じくらいいい音がするなんて、到底ありえん。おれは信じねえ。だから誰か他のやつにおれのギターを弾かせてやったり、いや音色を聞かせてやることを考えるだけでも恐怖で身震いがするぜ。そうなったら一晩中起きて、このギターを強盗から守ってやんねえと。ロッド、あんたを警察と食品医薬品局に通報してやったぜ。やつら取り合っちゃくれなかったけど・・・「何も違法な行為は認められない」ってね。オバマ大統領にも手紙出して、あんたがピックアップ1セット販売する度に、仕事やシャワーや食うことすらボイコットするゾンビ化したギタリストが生まれ、いずれやつらでこの星は埋め尽くされ、破壊されることになるって教えてやったんだ。やっとあんたの返品お断りルールの意図がハッキリしたぜ。絶対あんたを止めてやる!この人間の皮をかぶった悪魔め!
はあ?何言ってんだって?オーケー、ちょっとふざけてみただけだ。少なくともあんたをサイテーヤロー呼ばわりしたところはな。おっと、もうそろそろギターに戻らねえと。けどマジな話、このピックアップは○★▽×信じ難いシロモンだ。この世のものとは思えん。なんかの作用で、意図せず特別な個体が出来上がっちまった、っとしか言いようがないセットなんだ。その凄さは言葉では表現できねえよ。また、ギター演奏の新たなスタート地点に立てた感覚さ。ギターを始めてもう35年近くなるが、このピックアップを手に入れる前と後では腕前が倍くらいあがった気がするぜ。「タッチに敏感」というよりも、自分の体とピックアップが一体化しちまったみたいで、もう頭ンなかでも音が出せるくらいさ。と言われたって分からねえよな?まあ、とにかくあんたスゲエよ。
ジョー
米国はアリゾナにあるギターピックアップブランドSkatterbranesのRod Kinkadeと知り合いになったのはつい最近のこと。SkatterbranesのアルニコIIハムバッカーにポリッシュニッケルメッキ仕上げのカバー、ランダムハンドワウンドの42awgワイヤー、粗い表面を持った最上の鋳造アルニコマグネット、標準スチールの2芯ブレードワイヤー、そしてワックス漬けというスペック。自分の購入したペアは、出力がフロントが7.5kohm、リアが8.4kohmだけど、これはオリジナルP.A.F.同様に個体によって若干のバラつきを持たせているらしい。
価格帯は前後セットで$299~$450で、前または後だけを単体で買うこともできるし、カバーの種類、有無など、オプションも多彩だ。最近待望のP-90ソープバータイプがSkatterbranesのラインアップに加わったので、それらをマウントできるギターが手に入ったら、1セット買おうかなと考えている。
自分もご多分に洩れず、ウン千ドルをFralinやLollars、Tom Holmes、Gibson、J Moores、Duncan、Bill Laurence、Joe Barden、Rio Grande…などなど、挙げればキリがないほどの数のいわゆる高級ブティックピックアップをトライしてきたけれど。しかも各ブランドがオファーするワインドパターンはひととおり試したんだけれど…分かるでしょ?どれもイマイチなんだよね。トーン的にインスパイアされるものがないっていうか(ただ、Bare Knuckleだけは違ったね)。でも本当に、このトーン探しの不調でレスポールを弾くのをやめて、ストラトやテレ、PRSに何台もペダルをかまして音を作るようになっていたんだけど、そこで出会ったのがSkatterbranesだったというワケ。
まずSkatterbranesをギターに搭載して、1972年製オレンジOR 120ヘッドに繋いでみる。キャビはヘリテージセレッション G 65’sを4発搭載の特注モノ。チューブポジション2と3で 60ワットの出力が得られるようにバイアスをかけて使用。120なんてデカ過ぎて使えないからね。裏にはマスターコントロールのノブがあって、ゲインを抑えれば、この世で手に入る最上のクリーントーンが飛び出てくる。
Skatterbranesを弾いてみて、まず最初に感じたことは、フロントの音色がとてもナチュラルでピュア、タッチに非常に敏感で生き生きしていることだね。音が絶妙なパンチ感を伴って、機材から飛び出してくるような、それでいてバランスも申し分なく、ほとんど3次元と言っていいような空気感と素晴らしくウォームでベルが鳴るかのようなクリアさを備えているのが分かる。ブッ飛んだのはトーンを絞ってボリュームを解放してやったときの何とも言えないウーマントーン!ギタリストなら誰もかれもが惚れ込んでしまうだろうなっていうくらい、ウォームでリッチでスイート、だけど圧倒的な明瞭感とディテール際立ったハーモニクスが凝縮されたビンテージサウンドなんだ。
ミドルポジションに切り替えて前後のボリュームを揃え、トーンを8にしてやると・・・。僕は普段ミドルポジションは滅多に使わない、というか基本的にリアばっかりの男だけど、Skatterbranesはトーンに対する考え方を全く改めさせられちゃうんだよ。このピックアップはミドルポジションだとさらに各弦の分離感とバランスが増すんだ。その音はちゃんと説得力を持っていて、全面に出てくるんだよ。
リアポジションに移ると、ボリュームを最大にした時がオレのお気に入り。素晴らしいアタック感、ハーモニクス豊富なオーバードライブサウンド、マニア垂涎のビンテージ特有のあの唸りや咆哮を再現してくれるんだけど、それでいてリフやソロ、チョーキング時でも一音一音の鮮明さを失わないでいてくれる。ワックス漬けされていないから、ハイゲインアンプなんかだとハウリングしちゃうんじゃ?って心配する人がいるかもしれないけど僕のやってみたところ、ゲインを上げて、さらにペダルを繋いでも問題なかったね。デスメタルくらいまで歪ませたいっていうなら話は別だろうけど・・・というか、Skatterbranesはそもそもそういうジャンル向けのピックアップじゃないからね。でもそういう極端なのを除けば、Skatterbranesはもとんどのジャンルの音楽や演奏スタイルに適してると思うよ。ブルース、ガレージロック、ブルースロック、60~70年代のクラシックロックやパンクなんかを弾く僕が言うんだから。LandgraffやKlon、Ethos、KR Musicalなんかのブティックペダルを繋いで遊んでみたりもしたけど、何か変化があったかと聞かれたら、Skatterbranesで弾いたらペダルの音のあらゆる部分まで向上した、って答えるよ。
Skatterbranesをトライしてからというもの、ストラトとテレはお蔵入り状態で、代わりにギブソンレスポールを2本、コレクションに追加。SkatterbranesもA5マグネットのニッケルカバーバージョンのペア、リミテッドエディションの無垢ニッケルカバーA2マグネットモデルのペア、それからついこないだ届いたばかりのフロントをピーター・グリーンMod指定したMar-t-v ニッケルセットの計3セットを大人買い。Skatterbranesは高いって言う人もいるらしいけど、それだけの価値は十分にあると言っておこう。だいたい至上のトーンに値段なんてつけられないよ!!
レスポールヒスコレ1957、1958、1959、それにトラディショナルを2本。
ポール・リード・スミスを3本、グレッチカスタムショップDuo Jetを1本
フェンダーカスタムショップストラトを6本、Bill Nashテレを5本
ギブソンJ-45アコースティック
72 オレンジ OR 120アンプ、68マーシャルスモールボックスPlexi
Fuchs ODS 100、’65フェンダーツインブラックフェイス、フェンダーFibro King
Swart Atomic、Swart Mini Tweed、Fargen Black Bird、Divided by 13 FRT 37
ペダルはKlon、Ethos、Landgraff、Kr Musical all the Skreddys、Bjfe's、Sweetsoundなどなど…
上は僕の機材コレクションなんだけど、これらの機材ひとつひとつとSkatterbranesとの相性を少しずつ試していってるところなんだけど、どれもこれもさらにいい音がするんだよね。Skatterbranesには超ハッピーさ。もう一度ギタートーンを追求する楽しみに気付かされたっていうか。同時に、もうトーンクエストの終着点に辿り着いた境地だ。
彼の生み出す製品に関して、製品だけでなくRod Kinkade本人も讃えたい。リピーターや将来のカスタマーに嫌がらず時間を割き、最上級かつパーソナルさ溢れるカスタマーサービスには頭が下がる。ロッドのレスポールやハムバッカーに関する知識は底なしで、この分野の歴史研究家とさえ呼んでもいいんじゃないかと思うよ。自分のギターにどのSkatterbranesモデルを選べばいいか悩むときはいつも彼のアドバイスを頼りにするんだ。間違いがないようにね。
ロッドにさらなる繁栄を祈るよ。それに値する仕事をしているんだから。さらにこれを読んでるみなさんに。Skatterbranesは彼の両腕のみで稼働しているピックアップブランドだ。クオリティと細部へのこだわりはすべての個体に繁栄されていることは間違いないので、是非Skatterbranesを試してみてほしい。
Skatterbranesのことを何週間か前に知って、注文してみました。私が選んだのは無垢のニッケルカバーに”PATENT APPLIED FOR”のデカールが貼り付けされているものです。
このセットを搭載する母体には、ケンタッキーのRSがエイジド加工を施したギブソンヒスコレの’59を抜擢しました。私はギターに人工的なキズや汚れをつけるのに割増料金を払うような人間ではないのですが、このギターを前オーナーから買い取ったときには、既に前述のエイジド処理がなされていたんです。買った当時、ギターにはRS/FralinによるTrue 60thピックアップが載っており、実はそれはかなり良いカンジの音を出してくれていました。
ただ、実際に本物の’58年製や’60年製レスポールスタンダードを所有していたことがある身としては、最近作られたギターには納得のいかない気持ちが常にあったのも事実です。実験的に他のさまざまなピックアップを試すようになり、そのなかでも同じRS/FralinのPsychobillyはTreu 60thよりも良いサウンドでした。その後、Tom Holmesにオーダーメイドしたワックス処理なしのセットを取り付けてみたこともあります。そのTom HolemesはRS/Fralinよりもさらに素晴らしい音を出してくれましたが、やはり自分のなかで、本物のP.A.F.との差を埋めることはできませんでした。トムのピックアップは多くのギタリストから、市場のなかの最高のP.A.F.クローンとの絶大な評価を受けていたので、私が持っていた’58や’60年製レスポールが出していたサウンドとの違いは、やはりギターそのものにあるのではと考え、行き詰まってしまっていました。そんな時に出会ったのがSkatterbranesでした。使ってみると、P.A.F.クローンピックアップとしては、これまでで最もP.A.F.らしいトーンを奏でてくれるのです。
出力は、P.A.F.ファンが「これこそP.A.F.」と好むP.A.F.個体のレベル、つまりリアの抵抗値が8kohmsでフロントが7.5kohmsあたりというP.A.F.抵抗値の定義に合致するように巻かれています。
このピックアップはP.A.F.の特徴である、ゆらめき、ガッツ、キャラクター、ダイナミクス、ハーモニクスなどすべてを備えていると言っていいと思います。すべてが完璧なバランスとハーモニーで混在しているのです。ウォームでファットなトーンでもFralinのようにダーク過ぎたりマディに陥ってしまったりということがありません。Tom Holmesと比べてもなお、弾き手の個性や感覚の表現度はSkatterbranesに軍配があがるでしょう。もしあなたが手に入りそうで入らない「あのクラシックサウンド」を探しているのであれば、Skatterbranesこそがゴールなのかもしれません。私の場合はそうでした。このピックアップこそが「答え」なのだと思います。これ以上P.A.F.に近づくことはできないだろうと思われてしまうほど、P.A.F.のトーンなのですから。
ちなみに、私はSG ‘61リイシュー用にもう一セット発注済みで、ES-339用にさらに注文する予定です。